膝の痛み


◆よくある膝の痛み

① 腸脛靭帯炎

ランナーズニーとも言われ、ランナーや繰り返される膝の屈伸によって膝の外側で摩擦が起こり膝の外側に炎症が起こり痛みを伴います。

イラストのように股関節付近から走っている大腿筋膜張筋とつながっており、それらの筋肉の疲労が蓄積されることでより膝への負担が大きくなります。

痛みが頻繁に出る場合は、運動を中止し治療に専念することが重要です。

治療は、筋肉の疲労をとるだけでなく体全体のバランスを整え、筋肉・骨格・神経全体の機能を回復させる必要があります。

多くは、マッサージ、アイシングやストレッチ、テーピングなどで処置するところが多いですが対処療法では再発の可能性が高く、体全体のバランスを整える治療が必要です。


② 鷲足炎

腸脛靭帯炎とは逆に膝の内側に痛みが出た場合に疑われるものです。

半月板や靭帯に損傷が見られない場合、この鷲足炎を疑うことが多いです。

陸上競技やサッカーなど脚を後ろに蹴り上げる動作が繰り返されるスポーツに多く、ももの裏から走る半腱様筋、内側を走る薄筋、外側から斜めに走る縫工筋の付着部付近にある膝関節の動きを滑らかにする滑液包で起こる炎症です。

屈伸時などに膝の内側に痛みが出ることが多く、腸脛靭帯炎と同じく筋肉の張りを取るだけでなく体全体のバランスを整え筋肉・骨格・神経にアプローチすることが早期回復・再発防止につながります。


③ 変形性膝関節症

変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることで膝周りが腫れたり、痛みが出たり、水が溜まる症状と共に骨(大腿骨下端・脛骨上端)が変形を起こす状態です。

 

加齢に伴う変性や長年にわたる過度の関節運動、遺伝子要因(肥満)などがあげられ、厚生労働省の調査によれば自覚症状を訴える患者数は1,000万人と言われています。

男女比は1:2で女性の方が多く、その理由は女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって軟骨がすり減りやすい、筋肉量が少ないなどが挙げられています。

 

痛みのメカニズムとしては、長年の膝関節への負担により軟骨がすり減っていくことでその削りかすが関節内にたまり滑膜という膜に炎症が起こります。炎症によって関節内には関節液が溜まっていきます。これがいわゆる「水が溜まる」と言われるものです。炎症によって腫れや痛みを伴うことになります。※詳しくはこちら


④ 半月板損傷

膝を構成する大腿骨と脛骨の間にある軟骨様の組織である半月板は、内側と外側にあり膝にかかる負担を抑えるクッションの役割をしていると同時に膝を滑らかに曲げ伸ばしできるための働きをしています。

バスケットボールやサッカーなど激しいスポーツで繰り返し膝に負担がかかっていくと半月板の一部が欠けたり損傷を起こします。

スポーツなどでは、前十字靭帯の損傷も合併することもよくあります。

スポーツ以外でも加齢や体重増加など(肥満)により、半月板へのストレスがかかり損傷する場合もあります。

膝に水が溜まったり、半月板が膝の間でひっかかりロッキングされ膝の屈伸がスムーズにできないのも特徴です。

保存療法が主となりますが、痛みが強くスポーツ続行を希望する場合などは手術療法を余儀なくされる場合もあります。


痛み「身体歪み」との関係

膝の痛みの種類や原因は様々です。

膝は特に精密検査などが必要な場合も多く、人間が歩いたりしゃがんだりする動作などは生活における弊害が出てはいけない重要な部位でもあります。

「膝が痛くて旅行に行ったり孫の顔が見たいけど行けない」、「膝が痛くて行動範囲が極端に減った」、「膝が痛いから歩かなくなり足の筋肉も落ちた」、「痛くて歩かなくなった分太った」など膝が痛いことによって日常やその人の人生にまで悪影響を及ぼしてしまいます。つまり膝の痛みがあるかないかで、人生が変わってしまうと言っても過言ではありません。

 

よく病院や整骨院に行くと膝が痛い場合、膝の検査をして膝を治療したり、湿布を貼ったりしますよね?

これって膝の痛みをとるためにしていることですが、ではそもそも膝の痛みはなぜ出てしまったのでしょうか?

炎症が起きたから、軟骨がすり減ったから、靭帯が切れたから、筋肉が緊張しているから・・・

 

では、なぜ炎症を起こしたのか?

なぜ軟骨がすり減ったのか?

なぜ筋肉が緊張したのか?

ここが重要です!

 

膝に痛みが出たのはあくまでも結果ですよね。

痛みが出た原因は膝ではなく他にあることを見逃してはいけません。

スポーツによる急激な膝への負担によるケガを除き、膝が慢性的に痛くなる方のほとんどは膝が原因ではなく「身体のゆがみ」、「バランスが崩れた」ことによって起こった代償であることが多いのです。

つまり、身体のゆがみを整えることで筋肉の緊張が緩和され、関節の動きが正常に近づき、神経なども正常に働くことで痛みや症状が改善されていくのです。

痛みや症状を先に取っても痛みの原因となった歪みは改善されていないため再発するリスクや膝以外に痛みや症状が出る可能性が高く、根本的に良くなったとは言えないのです。

痛みに振り回されないためには、まず根本の身体の歪みを正してい行くことが最も重要なことです。

◆なぜ当院では膝の痛みが改善されるのか?

[一般的痛み治療]

ヒアルロン酸注射、湿布、マッサージ、温熱療法、サポーターなど

 

[当院での痛み治療]

当院では、膝の痛みの原因となる身体のゆがみ・バランスを正すことで膝にかかる負担を軽減させ痛みが取れていくのを経過を追って診ていきます。

身体の構造(姿勢・ゆがみ)を整え、機能(筋肉・関節・神経の働き)を本来の正常な状態にしていきます。

あらゆる方法でもなかなか改善しない膝の痛みは当院までご相談下さい。




Y.S様 (27歳 男性/東京都品川区)

症状:腰痛・右の下肢痛

▶画像をクリックすると拡大します。

K.M様 (78歳 女性/東京都品川区)

症状:変形性膝関節症

娘の紹介で診ていただくようになりました。

10年前頃から膝の痛みが出てきて、病院では変形性膝関節症と言われて注射や湿布を貼って痛みを凌いでいた。

ただ注射もあまり効果を感じれずあまり好きではなかったのが正直なところです。

 

先生のところで根気よく治療を受けて6ヶ月くらいしてから膝の痛みがなくなってきたのが本当に驚きました。

いつもカートを引いて前かがみで歩いていたので、今は姿勢もなるべく気をつけるようにしています。

先生には感謝しております。

M.E様 (65歳 女性/東京都品川区)

症状:変形性膝関節症

近所の知人の紹介で先生にお世話になっています。

初めはタクシーから降りる際に、左ひざに痛みが走ったのがきっかけで、病院で検査してもらったら変形性膝関節症と言われました。

病院では温めたり、湿布で処置していましたがなかなか痛みが改善されない状態でした。痛い時は足を引きずりながら歩いていました。

 

先生には姿勢から治さないと膝の痛みは取れないと言われ、膝はほとんど触らずに姿勢や体の歪みを整えていただきました。

しばらく通っていくうちに痛みも半分以下に落ち着き、日常生活もだいぶ楽になりました。

今は定期的にケアしていただいて、孫とまだまだ遊べる健康な身体を維持していきたいと思います。

丁寧な問診と10種類以上の検査を行うことで、

より症状や痛みの原因が特定しやすくなり患者様を根本改善に導くことができます。

 

なぜ症状が改善しないのか?

なぜ痛みを感じるのか?

 

患者様自身がその原因を知ることで自身の身体をより深く理解し、安心して施術を受けることができると考えております。

患者様にとって本当に必要な治療だけをご提案させていただきます。


筋肉をマッサージしたりストレッチをするような施術は一切行っておりません。

 

根本原因である姿勢・身体の歪み(構造)に対して治療を行っていきます。

身体の歪みを整えることで、本来人間のもつ自然治癒力を最大限に引き出すことができます。

 

身体のゆがみを整えることで、よく眠れるようになり、筋肉が緩み、関節の可動域が広がり、手足に力が入るようになり、内臓機能が高まることで食欲が沸き、便秘が改善したりとあらゆる生命にかかわる機能の向上が期待できます。


これまで都内の整骨院や治療院で15年以上の施術経験を経て、9年間に渡り都内グループ院の総院長として数多くの患者様を治療するとともに多くの治療家、セラピストの育成もしてきました。

また全国の治療家の先生向けにセミナー講師や他社様への技術指導の経験もあります。

 

頭痛・肩こり・腰痛を専門とし、あらゆる症状に悩む患者さんを診てきました。

その数は延べ28,000人を超えます。

 

豊富な知識と技術で初めての方でも安心して施術を受けられることを第一に考えております。


当院は、頭痛・腰痛・自律神経症状に悩む患者様を専門に診ております。

その理由は、日本の有訴者率(病気やケガなどで自覚症状のある人の割合)のうち肩こりと腰痛は毎年1位、2位となっており多くの人が悩まされている現状があります。
それだけではなく頭痛、うつ病、自律神経失調症を伴う人が急増しており、うつ病のその先に自殺を考える人も少なくありません。日本の年間の自殺者数は2万人を超えています。
 

人は社会で様々なストレスを抱えた環境の中で、次第に身体や精神を壊していきますだからこそ1人でも多くの人に健康な人生を送っていただきたいという強い思いから頭痛・腰痛・自律神経症状を専門に行っております。


当院は、医学的・科学的根拠に基づいて検査や治療を行っていきます。

患者様の症状や痛みを根本から改善していく為には、医師との連携が必要と考えております。

 

患者様の状態をより深く把握するために、提携先クリニックご協力のもと正しい情報の提供に務めております。

レントゲン撮影などをご希望される方、精密検査の必要がある場合は提携先のクリニックをご紹介させていただきます。

 

※当院では、レントゲン等の指示・診断行為は一切行っておりません。 



当院で対応可能な症状