脊柱管は脊髄の神経が通るトンネルです。

背骨、椎間板、関節、黄色靭帯などのがトンネルの周りに存在していますが、加齢や労働により背骨の変形、椎間板が膨らんだり、靭帯が厚くなることで脊柱管(脊髄を通すトンネル)が狭まり、中を通っている脊髄や神経が圧迫を受けることで坐骨神経痛を伴った臀部から足にかけての痛み・痺れなどの症状が出現します。

発症は中高年に発症することが多いです。

診断は、レントゲンである程度推測はできますがMRI検査によってより詳しく診断することができます。

脊柱管狭窄症の原因は、腰だけが原因ではない？

本当の原因は姿勢にあった！？

脊柱管狭窄症の方の姿勢の特徴として、「前かがみ姿勢」があります。

人間は本来、背骨を横から見た時にS字カーブを構成しています。

このS字のカーブは、頭の重さや運動時の体にかかる衝撃を吸収し背骨や椎間板などへのストレスを減らす役割をしています。

しかし脊柱管狭窄症の方の前かがみ姿勢はS字カーブを失い、生活での動きにおいても背骨や椎間板へのストレスがかかりやすい状態となってしまっているのです。

首はまっすぐ(ストレートネック)になり、背中は猫背になり、腰も曲がってしまえば、当然椎間板や背骨や全身にかかる負担が大きくなります。

背骨の変形や椎間板の劣化は結果であり、その原因は長期にわたる姿勢の悪さからも関係があるということです。

脊柱管狭窄症の方は、姿勢を伸ばすより前かがみの方が痛みが出にくいため余計に前かがみ姿勢が助長される原因にもなります。

筋肉が衰えていく中高年にとっては、なおさら姿勢を良くしていくことが症状改善への近道となります。

[一般的な脊柱管狭窄症の治療]

処方薬、ブロック注射、コルセット、鍼治療、手術など

[当院での脊柱管狭窄症の治療]

脊柱管狭窄症の原因と言われる背骨の変形や厚くなった靭帯を元に戻すことは難しいですが、症状を改善していくことはできます。その理由は、姿勢の悪さや体のアンバランスを整えることで腰にかかる負担が軽減されるからです。

根本的な構造(姿勢・体の歪み)を正すことで、本来の正常な機能(筋肉の硬さ・関節の可動域・神経の働き)が回復していきます。

脊柱管へのストレスを少しでも改善していく為には腰以外の全体のバランスを整える必要があります。

当院では、構造と機能を正常にすることで脊柱管狭窄症の改善実績をあげています。